WEB家具新聞−家具・インテリアのニュースと情報
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株式会社家具新聞社 |
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長大作氏と諸山正則氏を囲んでフォーラム
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6月3日〜11日の9日間にわたり、名古屋市中区・栄地区で、全国の木工家が集結し3つの展示会を開催した。8日(日)には、長大作氏と東京国立近代美術館工芸課主任研究員の諸山正則氏を招いて“木工房からの仕事―今暮らしを考える―”をテーマに記念フォーラムも開かれ、200名以上が参加した満席の電気文化会館5階の会場では活発な議論が交わされた。 ![]() 多数の来場者で溢れた「木工家30人展 '08」会場 「木工家ウィーク2008・NAGOYA」と題されたこの展示会は、高橋三太郎、谷進一郎、村上富朗の各氏が主催する「CHAIRS展」へ集まる人たちを中心に実行委員会が組織され、全国の木工家のネットワーク作りを目指して企画されたもの。 3つの展示会は、それぞれ栄地区の別々の会場で行われ、休日の日曜日にあたる8日には、学生や家族連れなど大勢の来場者を集めた。 このうちラシック5階のクリエイトスクエアでは、同ビル6階に店舗を構える「DO LIVING ISSEIDO」による特設店舗で木工家がつくる「木のスプーン展」が開催され、15人の作家の手による様々な樹種の個性的な木のスプーンが、展示即売された。有限会社一誠堂ラシック店店長の安江美香さんによると既に売り切れたものもあり、特に幼児が自分で握れるよう工夫されたタイプのものが好評だったという。 ![]() 満席となった記念フォーラム |
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記念フォーラムが行われた電気文化会館の会場隣りの東ギャラリーでは、全国から31人の木工家が自身の作品を持ち寄り「木工家30人展 '08」を開催。こちらもフォーラム開催日と展示最終日が重なり、関係者を含め多数の来場者で会場は熱気に包まれた。会場の関係で、販売等はできなかったということだが、集まった個性豊かな手仕事の製品には、専門家からも高い評価が聞かれた。「暮らしの中の木の椅子展」の選考委員でもある名古屋学芸大学メディア造形学部教授の木村一男氏は「素晴らしい作品が多く驚いた。(出品者に)直接価格を聞いたが、素材や品質を考えると大変魅力的な値段で自分でも欲しいくらい」と話していた。 出品者の年齢層は、20代の若手からベテランまで幅広いとのことだが、会場では来場者と出品者同士による木工談議があちこちで繰り広げられ、作品を前に熱心に議論を展開していた。 午後2時からは、日本のモダンデザインの巨匠、長大作氏と東京国立近代美術館の研究員として、2003年に「現代の木工家具−スローライフの空間とデザイン」を企画開催した諸山正則氏の2人を招き「木工家ウィーク2008・NAGOYA」を記念するフォーラムが行われた。 実行委員長の井崎正治氏より「現在、全国で木工を目指す若者が増えている。工房家具の世界にも自分が木工の道に入った時代とは少し違う現象が起きているようだ。若い人が増えるのは、嬉しいことだが、作ったものを売っていくという手立ては容易ではない「木工家ウィーク2008・NAGOYA」のようなネットワークが、これからの第一歩となることを期待している」と挨拶した。 フォーラムは、2人のゲストの足跡を追いながら、日本の木工家具の歴史と日米の工房家具比較、長大作氏による戦後の日本家具デザインの創成期における「時代の空気」、さらに「CHAIRS展」の高橋三太郎氏と谷進一郎氏による工房家具第一世代の活動の様子など多岐に亘り、会場に集まった若者からも活発な意見や質問のやりとりがあった。 東京から夜行バスで名古屋に来たという大学生3人は、壇上のパネラーの話に熱心にメモを取るなど、次世代を担う木工人が若い世代に数多く存在していることを伺わせた。 |
![]() 展示即売が行われた「木のスプーン展」 ![]() 「CHAIRS展」 ![]() フォーラム終了後、30人展会場で談笑する長大作氏 |
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(080627) |
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